人を動かす3つの方法

こんにちは、育休先生です。

今日は、『人を動かす方法』についてお話ししたいと思います。

「人を動かす」というのは、精神的にも行動的にも、

『自分の意図する方向に相手を誘導すること』
です。


例えば、
・子供に勉強をさせたい
・同僚に協力してもらいたい
・部下に成果を出してもらいたい
などです。

人を動かすことができれば、自分の仕事や人生がもっと楽しくなりますし、相手も自分のことを尊敬してくれるようになります。

しかし、人を動かすことは簡単ではありません。

相手に指示を出したり、命令したり、強制したりしても、なかなか動いてくれないことが多いです…

では、どうすれば人を動かすことができるのでしょうか?

私は、YouTubeでこのテーマについて動画を作りました。

その動画の要約をここで紹介したいと思います。

 

人を動かすための3つの方法

私が人を動かすために実践している3つのポイントは以下の通りです。


❶全肯定

❷相手がまだ気づいていない問題を教える

❸相手の中にあるけど見えていない答えに気づかせる

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 


❶全肯定
『全肯定』とは、相手の話を否定せず、受け入れることで信頼関係を築くことです。

相手の話を聞いて、理解しようとする姿勢を見せることで、相手は「自分のことを認めてくれている」と感じます。

そして、自分のことを認めてくれる人の為なら、何でもしてあげたいと思うようになります。

ではこれから、
全肯定をするためのポイントを4つお伝えします。

①認める:相手の考えや感情を尊重する

②褒める:相手の長所や努力を見つけて称賛する

③気にかける:相手の悩みや困りごとに寄り添う

④期待する:相手の可能性や成長を信じて応援する

上記のポイントを心がけて全肯定をすることで、相手は自分に対してリスペクトや感謝を持ち、自分のやってほしいことをやってくれるようになります。


「いやいや、そんなこと知ってるよ!知ってるけど上手くできないから困ってるんじゃん!」

という方もいるでしょう。

確かに、この『全肯定』と4つのポイントがコミュニケーションの中でできればこれからお話しすることが必要ないかもしれません。

ですが、逆にこれからお話しすることを意識すれば、あなたも『全肯定』の習得に近づくことができるでしょう。

それではいってみましょう。

 


❷相手がまだ気づいていない問題を教える

相手がまだ気づいていない問題を教えるとは、
『相手の悩みや課題を明確にすること』です。

もし相手が今の状況に満足していたり、「隠された真の問題」に気づいていなかったりすると、あなたの『提案』に興味をもつ事はないでしょう。

しかし、

「それって実は〇〇って問題もあるよね?」
などと指摘することで、相手の心理的な安心感は多少なりとも崩れます。

その指摘が的確であればあるほど効果は絶大です。

そして、あなたが指摘したその問題を、あなた自身の『提案』によって解決に導くことで、相手はあなた自身への関心を高めていくのです。

例えば、「公務員夫婦は経済的に最強だ」と信じている男性教員に…


「でもそれって収入に上限があるってことだよね?」
「これからもそのモチベーションで仕事続けられる?」

「働く=時間の切り売りって我が子に教えるの?」

「安定にこだわる人に『挑戦の価値』なんて教えられるの?」

「結局、教員ってやりがい搾取に合うだけじゃない?」

などと伝えれば、どれかには
「たしかに…、じゃあどうしろと?」
となると思います。

そうなれば、
相手の心を捉えたようなものです。

その後は、その問題の解決のために、様々な提案をしましょう。

これによって、
相手はあなたから新たな気づきを与えられるので、その解決方法も次から次へと教わりたくなります。

つまり、
相手にとってあなたが『真の先生』になるのです。

この関係が作れれば「人を動かす」ことができるでしょう。

つまり、
相手に自分の問題を気づかせることで、その問題を解決するために行動させることができるようになるのです。


また、相手がまだ気づいていない問題を教えるためには、以下の2つのポイントを意識することも有効です。

①相手の悩みにフォーカスする
→相手が何に困っているのか、何が不満なのか、何が欲しいのかを聞く。

②相手にメリットを伝える
→あなたのやってほしいことが、相手の悩みを解決する方法であることを示す。

これにより、さらに相手はあなたのやってほしいことに価値を感じ、やる気をもつようになります。

 

 

❸相手の中にあるけど見えていない答えに気づかせる

相手の中にあるけど見えていない答えに気づかせるとは、『相手に、自分で答えを出させる』ことで、内発的動機を高める効果があります。

相手に答えを教えるのではなく、『質問』をすることで、相手に自分の考えを深めさせます。

そして、自分で答えを出したことで、その答えに対する責任や自信をもちます。

相手に答えを気づかせるためには、以下の2つのことをすると良いです。

①相手に問いかける
→相手があなたのやってほしいことに対して、どう思うか、どう感じるか、どうしたいかを聞く。

②相手にフィードバックする
→相手の答えを受け止めて、相手の気持ちや考えを理解したことを伝える。

相手自身に答えを気づかせることで、相手はあなたのやってほしいことに対する意欲や自主性を持つようになります。

人を動かすための4つのポイント
これら3つのポイントを実践するために、私がおすすめする4つの方法は以下の通りです。

⑴(シンプルに)相手のことを知る
⑵相手の好きなことに関心をもつ
⑶ 相手のことを100個書き出す
⑷ まず自分が変わる

まず、
⑴相手のことを知るとは、『相手に関心をもち、相手のことを知る努力をする』ということです。

そのためにも、
⑵相手の関心事に関心をもち、たくさんコミュニケーションをとりましょう。

その時には必ず相手に話させてください。

主導権を奪うまではいけません。

そして、
⑶紙に相手のことを書き出してみてください。

内容は何でも良いです。

名前、年齢、性別、職業、趣味、好きなもの、嫌いなもの、得意なこと、苦手なこと、夢、目標、悩み、課題など…

できれば事実が良いですが、初めは予想でも構いません。

いくつ書けるでしょうか?

もし100個書けるのであれば、もう相手はあなたの言う通りに動ける存在でしょう。

また何より、
100個書くことで、あなた自身の『相手に対する信頼や親近感』が、高まっていることに気がつくはずです。

つまり、
相手のことを知ったり関心をもったりすることは、極論、

⑷『あなた自身が変わる』
ということに繋がるのです。

まとめ

人を動かすことは、『自分の意図する方向に相手を誘導すること』です。

人を動かすことができれば、自分の仕事や人生がもっと楽しくなりますし、相手も自分のことを尊敬してくれるようになります。

人を動かすためには、以下の3つのポイントと4つの方法を実践すると良いです。

❶全肯定
→相手の話を否定せず、受け入れることで信頼関係を築く。

❷相手がまだ気づいていない問題を教える
→相手の悩みや課題を明確にすることで解決策を探すきっかけを与える。

❸相手の中にあるけど見えていない答えに気づかせる
→相手に自分で答えを出させることで内発的動機を高める。

そして、
4つのポイントは、
⑴(シンプルに)相手のことを知る
⑵相手の好きなことに関心をもつ
⑶ 相手のことを100個書き出す
⑷ まず自分が変わる
です。


私は、このブログで子供にとって最も大きな教育環境である大人という存在を変えたいと思っています。

大人が生き生きと毎日笑顔で生活をしていたら、子供は自然と未来に希望を持てて自分が好きになって自分の未来をもっと明るくしていこうという気持ちが芽生えると考えています。

そのためには大人が楽しく働き、人のためになるということを言動や雰囲気や世界観から示すことができれば、その大人を見た子供は絶対に変わると思っています。

私は、もっともっと子供にとって未来楽しい世界になるように、このブログで発信をしていきたいと思っています。


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私と一緒に教育を変えていきましょう!

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